薬師如来十二神将とは?
どうも、吉です。
令和2年も仏像巡りをしますよ~前々から気になっていた、十二神将(じゅうにしんしょう)を訪ねてみたいと思います。
十二神将は、薬師如来を信仰する者を守護する武神です。仏教の世界では天部に所属します。私は、天部の神々は「〇〇天」と名前の最後に「天」が付くと思ってましたが異なる様です。
「天龍八部衆」や「二十八部衆」も天部に所属します。(閻魔大王もです!)
十二神将は、それぞれ十二の方位を守護しています。また、十二支が配当されています。
令和元年の亥(いのしし)年は、十二神将筆頭でリーダーである「宮比羅(くびら)大将」でした。
宮比羅大将は、水運の神であり 四国香川県の金毘羅さん(金刀比羅宮(ことひらぐう))では、海上交通の守り神「金毘羅大権現(こんぴらごんげん)」として信仰されています。
子年は「毘羯羅大将」!
子年の毘羯羅大将(びからたいしょう)は、甲冑を着けた武将の姿で表現される事が多いですね。手には三鈷杵(さんこしょ)を持ち、荒々しい姿をしています。元々は、インドの戦いの女神です。
実は、十二神将は「如来」「菩薩」「明王」が化身した姿です。化身前の姿を「本地」といいます。毘羯羅大将は「釈迦如来(しゃかにょらい)」です。
「本地」・・・
うーん、仏教は奥が深い・・・
少し難しいですね。
十二神将に会える、新薬師寺
関西で、十二神将といえば!新薬師寺でしょう!山号は「日輪山」です。
光明皇后が、聖武天皇の病気平癒の為に建立したとされ、創建当時は「七堂伽藍」があった大寺院でした。新薬師寺の「新」は「霊験あらたかな」の意味でつけられたそうです。
天災などで多くの建物が無くなってしまいましたが、本堂は奈良時代に創建された当時の建物で、国宝に指定されています。奈良時代の建物が残っているとは、素晴らしいです。
本堂の中央には、本尊である「薬師如来」が安置されています。
その周りを取り囲むように、「十二神将」が安置されているのです。本尊の「薬師如来」と「十二神将」は共に国宝に指定されています。
十二神将像は、約160センチで十二神将像としては、国内最高峰といわれています。
日本の仏師の技術は、素晴らしいです。「薬師如来」もですが「十二神将」の喜怒哀楽の表情や躍動感がある立ち姿が見事に表現されています。
機会があれば、是非「新薬師寺」を訪れてみて下さい。奈良時代に建立された本堂も素晴らしいですよ。
最後に。
最後まで、読んで頂き有難う御座います。
仏教の世界は奥が深いですね。「十二神将」の他にも「天龍八部衆」や「二十八部衆」にも興味が出てきました。 令和2年は、「天部」を主に関西の寺社を訪れようかと思います。
拙い文章ですが、記事を読んで頂いた方の寺院巡りの参考になれば、幸いに思います。
令和2年も寺社巡りするぞ!!