都七福神巡り
皆さんは、七福神をご存知ですか?ご存知の方の方が多いと思います。
七福神を参拝すると!
◯七難即滅(七つの災難が消滅します)
◯七福即生(七つの幸福が誕生します)
私、思う所がありまして、七福神巡りをしようと思います。
七福神巡りは、「大阪七福神巡り」「丹波七福神巡り」など、地域毎に有ります。
悩んだ末に「都七福神巡り」に決めました。
そして、記念すべき第一神は「福禄寿」です。
福禄寿(ふくろくじゅ)
七福神の中でも、結構地味なイメージがある神様です。中国の道教の神様です。
七福神は、元々は平安時代に「毘沙門天」「恵比寿」「大黒天」の三神のトリオで活動していました。
しかし、「弁財天」の勢いが有ったときは、「弁財天」「恵比寿」「大黒天」の三神で活動していていた時期もあります。
なんと「毘沙門天」が外れていた時期があるんです。
なので、「毘沙門天」or「弁財天」と「恵比寿」「大黒天」の三神セットで活動するのがスタンダードでした。
うーん、七福神信仰は、毘沙門天信仰から始まっているのに、「毘沙門天」が外れている事が有ったとは…少しショックです。
現在の七福神の様に、七神で活動するのがスタンダードなったのは、室町時代の後半ぐらからです。
仏教の「布袋」、中国から来日した道教の「福禄寿」と「寿老人」が合流して七神のグループになりました。
現在の七福神です。
「福禄寿」は、よく「寿老人」と間違えられます。背格好と立ち位置が似ていますので、仕方ないですね。
見分け方は、スバリ!頭です。頭が長く頭巾を被っていないのが、「福禄寿」です。
老人のイメージが強いですが「福禄寿」は、凄い神様なのです。
中国では、「南極星の化身(けしん)」とされています。
ご利益は、名前にあるように。
- 福
財運招福・子孫繁栄 - 禄
立身出世・富貴栄達 - 寿
延命長寿
です。
特に「禄」は身分の事です。立身出世の御利益があります。ビジネスマンの方は、興味があるのでは?
「福禄寿」で有名な寺社は、赤山禅院(せきざんぜんいん)になります。なので、赤山禅院に参詣します。
赤山禅院(せきざんぜんいん)
赤山禅院は、京都の皇城表鬼門です。京都御所の東北の方角(表鬼門)の方角に位置します。
古来より、方除けの神様として信仰を集めています。
また、比叡山延暦寺の別院の1つでもあります。歴史を感じる山門より境内へ。
苔がいい感じで、こけってるのを見ながら坂道を歩いていくと、社殿が見えてきます。
赤山禅院です。本尊は、「赤山大明神」です。
※陰陽道の始祖で中国の神である「泰山府君( たいざんふくん )」を勧請したものです。
陰陽道ですか。そう言えば、陰陽師・安倍晴明の「清明神社」にも先日行ってきました。
「清明神社」も良かったです。京都市上京区に、行く事あるなら是非立ち寄ってみて下さい。
少し脱線しましたが、「赤山禅院」に戻りましょう。
紅葉の名所でもあります。
11月に入ってますので、少しは色付いているかと、淡い期待をしてましたが、残念ながら全くでした。
温暖化の影響でしょうか。最近は、秋という季節が短いような気がします。
一気に、寒くなって冬になる感じがします。
紅葉の季節も一瞬で過ぎ去るので、紅葉狩りをするのも一苦労です。
紅葉は、残念でしたが、今回の目的である「福禄寿」を目指します。
境内には、色々の社殿がありますので順路に沿って参拝して行きます。
「弁財天」です。
「え!弁財天!福禄寿じゃなくて!」
はい、弁財天のお堂もあるのです。
特に赤山禅院の弁財天は、「出世弁財天」として信仰されています。
出世したい方は、是非!私は、大器晩成型のはずなので、もうすぐ出世します。
弁財天を過ぎて少し歩くと、お!見えてきました今回の目的である「福禄寿」です。
あれ?何か微妙に、写真のピントがずれている?
そうなんです。ここに着く少し前から雨が降り出したのです。
チキンハートですから、デジカメが濡れない様に写真を撮っていると、何か微妙なピンボケ写真になってしまいました。
でも「福禄寿」良かったですよ。お堂の隣の建物で、御朱印を頂きました。
都七福神、第一弾完了です。一応、アート的な写真も撮ったので。
七福神の像は、綺麗にアートしてました。奥から3番目が「福禄寿」です、よく間違えられる「寿老人」は、奥から2番目です。
他にも、社殿等が有ったのですが、雨が降ってきたので、残念ながら帰る事にしました。
次は、何処に参拝しようかな〜