龍田大社とは?
どうも、吉です。
今回は、奈良県生駒郡の三郷町にある『龍田大社(たつたたいしゃ)』に行って来ました。
風の神様の『風神(ふうじん)』様で有名な大社です。
風の宮で、有名なのは『龍田大社』と『伊勢神宮外宮の風宮』ですね。
何回か参拝してますが、社殿が素朴で綺麗な大社です。
ちょっと道が渋滞していたので、到着したのが夕方になりました。
夕方だからかな、参拝の人も少なくて、ゆっくり参拝する事が出来ました。
龍田大社の御主祭神は、二柱の神様です。
『天御柱大神(あめのみはしらのおおかみ)』別名は、『志那都比古神(しなつひこのかみ)』
『国御柱大神(くにのみはしらのおおかみ)』別名は、『志那都比売神(しなつひめのかみ)』
です。
御主祭神の『志那都比古神』は、古事記にある『伊邪那岐命(いざなぎのみこと)』と『伊邪那美命(いざなみのみこと)の神産みで誕生した風の神様です。
うーん、古事記は好きな書物なんですが、登場する神様の名前が難しいですね。
登場する神様の名前が、難しいのに加えて名前が似ているのですね〜漢字すると更にややこしい・・・
いつか、解り易い古事記の記事を書きたいと思います。
龍田大社の御神徳
龍田大社の御神徳ですが、龍田大社由緒略記には、
『天地宇宙の万物生成の中心となる「気」を御守護くださる幅広く御神徳のある神様です。』
とあります。
人が生まれながら持っている、五行(木・火・土・金・水)の気の力を、守護してくださるのです。
風神様と元寇
『志那都比古神』は元々『五穀豊穣』にご利益がある、農業の神様でしたが!ある事件が起こります!
鎌倉時代の中期に起こった
『元寇(げんこう)』です。
中国大陸と朝鮮半島を制圧した、『クビライ・ハン』率いる元朝(モンゴル帝国)が日本に攻めて来たのです!
時の鎌倉幕府の執権『北条時宗』は、元朝の「属国になって朝貢しろ!」という要請を拒絶して、元朝との戦いを決意します!
要請を拒絶され怒った元朝は、大船団(当時の世界で最大の規模だったようです)を日本に派遣し侵略しようとします。
文永と弘安の二回も攻めてきます!
北条時宗は、日本中の武士を集めて対抗します。
そして、日本に攻めてきた元朝軍を襲ったのが『神風』と呼ばれる暴風雨です。
暴風雨により、元朝軍は壊滅的な打撃を受けて撤退しました。
元寇を境に、『志那都比古神』は『国家鎮護』の神様としても有名になります。
補足ですが・・・
ちょっと気になった事がありますので、補足程度に。
それは、神社と大社の違いです。
今回、訪れた龍田大社は、大社です。龍田神社ではありません。
では、大社とは?
ちょっと気になったので調べてみると。
元々(明治維新以前)、大社と呼ばれるのは『出雲大社』だけでした。呼び方も『おおやしろ』です。
現在は、比較的規模が大きい神社が、大社と呼ばれているようです。
【龍田大社(たつたたいしゃ)】
◯所在地&電話
奈良県生駒郡三郷町立野南1丁目29番1号
0745-73-1138