久々の更新ですね。感染症予防の為に自粛生活が続いていたので、あまり外出が出来ませんでした。
不思議なもので外出しないとなると、外出しない事に慣れますね。
元々アウトドアよりインドア派だったので、外出しなくても問題無しですが、寺社巡りが出来ないのは辛いですね。
今回は、感染症対策を万全にして、不動尊巡りです。
まあ、基本的に車での移動ですので、人と接触するのは訪れた寺社内ぐらいなんですが・・・
瀧谷不動尊へ
訪れたのは、大阪府富田林市にある
「瀧谷不動明王寺(たきだにふどうみょうおうじ)」です。
通称「瀧谷不動尊」です。
開山は、平安時代の弘仁12年(西暦821年)ですね、弘法大師・空海が「国家安泰」と「国民の幸福」を祈願する為に、開いたと伝わっています。
御本尊の「不動明王」と脇侍の「矜羯羅(こんがら)童子」「制吒迦(せいたか)童子」の御三体は、空海が「一刀三礼(いっとうさんらい)」で刻んだと伝わっています。
一刀三礼???
初めて聞く人もいるかと思いますが、意味は字の通りですね。❝仏像を彫刻するとき、ひと彫りごとに三度礼拝する❝です。
空海が刻んだと伝わる御本尊を拝観したかったのですが、御開帳日では無かったので拝観出来ませんでした、残念です。(予め調べるという事をしないのです、私)
因みに御開帳日は、毎月8、18、28日です。8の付く日ですね。
瀧谷不動尊は、「芽の出る不動様」や「眼の神様」と呼ばれています。
眼病平癒を祈願する方が多く参拝されているようです。
私が参拝した時は、車の安全祈願で来られている方が多かったですね。
大阪府寝屋川市にある「成田山大阪別院明王院」、通称「成田山不動尊」も交通安全の祈願で沢山の人が訪れています。
不動明王様は、交通安全の御利益で有名ですね。
なんで交通安全と関わりがあるんだろと思っていたのですが、実はこんな伝説が有りました。
昔、空海が唐(現在の中国です)から日本に帰る際に、海で嵐にあったそうです。
その時に空海が「波切不動尊」に祈願し、無事に日本に帰る事が出来たそうです。
元々は、海上安全の神様として信仰されていましたが、いつしか交通安全の神様になったようですね。
日本三大不動尊とは?
さて、タイトルに「日本三大不動尊」と記載しましたが、調べてみると特に決まっている訳では、無さそうです。
有名どころでは、下記の寺院がよく日本三大不動尊として紹介されていますね。
〇成田不動尊(なりたふどうそん)
千葉県成田市にある「成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)」です。日本三大不動尊に数えられることが多い不動尊です。
所在地:〒286-0023
千葉県成田市成田1番地
〇目黒不動尊(めぐろふどうそん)
東京都目黒区にある天台宗の寺院で、寺名は「瀧泉寺(りゅうせんじ)」です。目黒不動尊は、「江戸五色不動」の一つでもあります。
所在地:〒153-0064
東京都目黒区下目黒3丁目
20番地26号
〇木原不動尊(きはらふどうそん)
こちらは、九州の熊本県にある天台宗の寺院で、寺名は「長寿寺(ちょうじゅじ)」です。2月28日に行われる春季大祭で実施される「火渡り(ひわたり)」で有名な寺院ですね。
所在地:〒861-4153
熊本市南区富合町木原2040
今回紹介した寺院以外にも、日本三大不動尊と呼ばれる寺院はあります。特に決まりが有る訳ではないようです。
なかなか感染症が収まらないので、気軽に寺社巡りをするのは難しいですが、対策をバッチリ行なって、ぼちぼち行きたいと思います。