タクシー車両とは?
今回は、タクシー車両について考えてみようと思います。タクシードライバーたるもの仕事の相棒であるタクシー車両には詳しくなければ。
タクシー車両に興味ある人なんているのかな?
タクシー車両は、トヨタと日産から販売されています。
両メーカーとも車種は少ないですが。
街で見かけるプリウスのタクシーとかは、自家用車を改造したもので、純粋なタクシー車両では有りません。
トヨタも現状で販売しているのは、「ジャパンタクシー」だけになりました。
寂しい話ですね。個人的には、日産の「Y31型系セドリック」が好きだったのですが生産中止になってます。
時代の流れだから仕方ありません。
まあ、今まで販売されたタクシー車両を振り返ってみましょか。
トヨタのタクシー車両
■クラウン・コンファート
タクシー業界の主力車両と言ってもいい車両です。
中型タクシー車両として開発されました。名前に「クラウン」とありますが、実はクラウンではありません。
クラウン・コンファートのベース車は、マークIIです。
「コンファート・マークII」にすればいいのに何故か「クラウン」の名前が付きました。
愛称は「クラコン」です。
■コンファート
コンファートは、小型タクシー車両として開発されました。
小型タクシーの主力でしたが厳しくなった安全基準に適合しなくなって生産が終了しました。
愛称は「タダコン」です。クラウンでは無く、ただのコンファートだから「タダコン」…ひどい。
■ジャパンタクシー(JPN TAXI)
今後のタクシー業界の主力となるタクシー車両です。他の車両は、どんどん生産が終了してますから。
正式には「タクシー用トールワゴン型ハイブリッド商用車」だそうです。
クラウン・コンファート、コンファートの後継車両として、開発されました。
トヨタのタクシー車両で初めて、国土交通省の「ユニバーサルデザインタクシー」に認定されています。
最近、増えてきていますがタイミングが合わず、乗った事は無いのですが車高が高いので乗りやすそうです。
確かにジャパンタクシーは、
乗りやすそうですね。
日産のタクシー車両
日産もタクシー車両を作っています。ほぼ生産が終了していますが。。
セドリックやローレルをベースにした車両ですが、今の若い子は知らない車種ですね。
■Y31型系セドリック
セドリックの歴史は古く日産の高級車でした。タクシー車両として使用されたY31型は、7代目です。
セドリック営業車と呼ばれるタクシー専用の車両です。(自家用車両も販売されてます)
個人的には、このセドリックが1番好きなんですが2014年11月に販売が終了してしまいました。
セドリックは車種自体が、自家用車も含め無くなってしまいました。ハッチバックやミニバンが人気でセダンタイプの車が売れなくなったからです。
10代目がセドリック営業車より早く2004年10月に販売が終了し長い歴史の幕が閉じました。寂しい限りです。
■C32型系ローレル
ローレルです。私が若い時に既に「おっさんが乗る車」とされていました。
友人のお父様が乗っていたので、たまに乗せて頂きましたが、いい車ですよ。
元々ローレルは、商用車を一切設定しない「ハイオーナーカー」として登場します。
しかし、4代目であるC31型系からタクシー車両が設定されます。
外観も内装も落ち着いた雰囲気の車なんで、タクシー車両には持ってこいの車だと思いますね。
■クルー(CREW)
タクシー専用車両として開発されました。(自家用車やパトカー向けのモデルもあります)
Y31型系セドリックとC32型系ローレルの良いところを組み合わせた車両です。
この車も2009年8月に受注分の販売を終了し歴史に幕を閉じました。
■NV200
2010年から販売しているワゴンタイプのタクシー車両です。
あまり見かけません。
しかし、ニューヨークではイエローキャブとして頑張ってます。
日本は、トヨタが強いのよ。
タクシー車両の約90%を
占めています。
タクシー車両の今後
自家用車もですが、最近はミニバンタイプが人気ですね。
セダンタイプのタクシー車両は、消えていきそうです。
個人的には、セダンタイプの高級なタクシー車両が好きなんですが時代の流れですね。
まあ、私はトヨタのセンチュリーで個人タクシーをするのが夢なんですが、ちょっとジャパンタクシーも気になってしまいました。