タクシー会社に就職した、サラリーマンが違和感を覚える事が幾つかあります。
会社員は、会社の作業に関わる事で、自分のお金を建替える事はありません。
また、会社の作業に関わる事は、ほぼ全て手当(残業代とかですね)が支払われます。しかしタクシードライバーは違います。
タクシードライバーは、多分サラリーマンではありません。社会保障(厚生年金、健康保険等)が付いた自営業者です!(法人のタクシードライバーの事です)
タクシー会社に就職して感じる違和感を2つ程、紹介します。
「釣銭の用意は自腹」
お客様に乗って頂いて、会計時に渡す釣銭です。
お客様、目的地に着きました!
1,580円になります!
おお、もう着いたか。
ほい、2,000円。
はい、2,000円ですね!
お釣りは、420円になります!
この時にお客様に渡す、釣銭は自分で用意します。会社では用意してくれません。
両替は、してくれますけどね。
タクシーに乗った時に会計時に、一万円札を出して嫌な顔をされた事ありませんか?
釣銭を自分で用意する為、あまり釣銭に余裕が無いんです。普通のドライバーで三万円ぐらいの釣銭しか用意していません。(多分)
極端な話、千円ぐらいの距離のお客様さんが、三回続いて全て一万円札での支払いの場合だったら、もう釣銭切れです。
会社に戻って両替するか、コンビニで安い物を買って一万円札をくずすしかありません。
時間を無駄にするか、不要な物を買ってお金を無駄にするかになってしまいます。
もし、計算を間違って、お釣りを多く渡してしまったら!
もし、料金を値切られて、負けてしまったら!
自腹です。はい、会社は保障してくれません。自腹です。
タクシー会社に転職したサラリーマンが、違和感を抱く1つ目です。
但し、自営業者なら当たり前の事ですが。
「車の調子は、自分で確認」
タクシードライバーの求人で、記載されている勤務時間は、あくまでタクシーに乗務してる時間です。
普通の会社員の勤務時間とは、違います。
タクシードライバーの勤務は、乗務時間の前後に1時間ぐらいの作業があります。
おはようございます!
今日も元気に、
営業に行って来ます!
いや、出庫する前にする事が
あるやろ
乗務時間の前の1時間は、主に乗務する車のチェックです。
- エンジンオイルの量は適正か。
- 車のボディに傷がついてないか。
- タイヤの空気圧は適正か。
とかです。
お疲れ様です!
帰って寝ます!
明日も頑張ります!
ちょっと待て。
まだ、やる事あるやろ。
乗務時間の後の1時間は、主に日報の記載と乗務した車の洗車です。
最近は、電子日報を導入している会社もあります。
導入されていれば、特に時間は取られません。
問題は、洗車です。
冬場の洗車は、辛いですね。車内も綺麗にしないといけないので時間が掛かります。
金銭的に余裕のあるドライバーや今日は疲れたから、洗車をしたくないというドライバーの為に、タクシー専門の洗車場があります。(色んな職業が有りますね)
500円~1,500円ぐらいで、車内も車外も綺麗になります。
大手の会社は、自社の洗車場に洗車機がある会社も有りますが、殆どの会社は手洗いですね。
「まとめ」
タクシードライバーは、サラリーマンとは異なり自営業者に近い所があります。
「良い意味」でも「悪い意味」でもです。
サラリーマン程、給料面など保証されていませんし、釣銭を自分で用意するなど大変な事もあります。
でも、良い面もあります。自営業者のように、売上が上がると、その分給料として還元されます。
しっかり、自分で稼いで行こうと思っている方には、いい職業だと思いますね。